教育部/長井廉

教育部・長井廉のブログです。

各務原の「知徳体」教育/長井廉

確かな学力を養い(知育)、豊かな心をはぐくみ(徳育)、健康な体を目指す(体育)--。

 

「知・徳・体」を目指して児童が勉強や運動に取り組んでいるのが、岐阜県各務原(かかみがはら)市立鵜沼(うぬま)第一小学校です。

 

例えば、「知」を目指した算数の授業があります。学級ごとでなく、習熟度に応じて少人数のクラスを編成し、授業を進めていきます。ホワイトボードに書かれた問題について「こんな解き方はどうだろう」「この解き方の方が簡単だよ」など児童同士で解法を考えるのです。自分のペースに合った学習なので、児童らの発言も多く、成績も上がっています。

 

「徳」を学ぶのは、人と人とのつながりを学ぶ「共生」の時間。少子化が進んで同年代の子供との交流が少なくなり、うまくコミュニケーションできない子供が増え始めた現状を受けて、21世紀初頭から始まりました。

 

友達や家族、近所の人とどう接するか、どうつき合えば相手は気分がいいかといった、人との交流について学びます。児童らは「笑顔で話しかけるとやさしい感じがする」、「目を見て話すと聞いてくれているように思う」など思ったことを絵に描いて、身につけていきます。

 

「体」は虫歯予防活動です。岐阜県学校歯科保健審査で優良校に輝きました。給食後にアナウンスとともに音楽が流れ、全校児童が歯を磨き始めます。長期休暇に「はみがきカレンダー」を使って毎日3回の歯磨きを目指しています。

 

授業や特別活動を楽しむ児童たち。白い歯の見える笑顔がまぶしいです。

 


長井廉